肩こり・首の痛み

最近の症例からですが、

頭痛、肩こり、首、顔面のこわばり等で来院される方が多くいらっしゃいます。

人の身体は何らかのストレス(労働や寒さ、暑さなどの肉体疲労、精神疲労)にさらされると、筋肉を硬くすることで身を守ろうとします。また、身体の基礎である骨格、特に要部分の骨盤や背骨が歪むと、それ以上歪みが進行しては大変、と、その歪み周辺の筋肉を硬くすることで、自身の体を守ろうともします。

しかし、この硬さ=こわばりが一定期間続くと神経や血管を圧迫、痛みやしびれとして感じられるようになります。

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この硬さ、こわばりが筋肉の上層だけの場合は、その部分を優しくほぐすことで、神経の圧迫が解放され痛みも解消できるのですが、深層筋にまで及んでいる場合、もむほぐす等では解消するのが難しくなります。肩や首の上層筋肉はとても柔らかく、表層だけを見ていると、一見どこにもこわばりのないように見えるにもかかわらず、丁寧に慎重に探ると、深層に小さいけれどとても強いこわばり(拘縮)が出来てしまっている、という場合も多いのです。

こうした方は、この深層筋のこわばり(拘縮)を解消する必要があります。ある種のストレッチは深層のこわばり解消に効果があります。でも、この深層筋のこわばりが骨格の歪みに起因している場合には、その歪みを取り除くことが重要です。歪みが原因の場合には、ストレッチ等で一時的に楽になったとしても直ぐに再発を繰り返すことになり、やがては慢性化していきます。

以下はある患者さんの例です。

この方は、始めは単なる肩こり、首こりだったものが、次第に後頭部の圧迫感、そして顔にまで異常な違和感を感じるようになってしまいました。更に、その違和感への不安や恐怖が重なって、ついには自律神経系疾患まで発症、ついには呼吸困難で救急車で病院に運ばれる事態にまで発展してしまったのでした。しかし、病院では異常なし、ということで十分な対処をして頂けず、当院にいらしたのです。

多様な症状に悩まされていらっしゃいましたが、骨盤矯正を含む当院の施術を受けるうちに次第に痛みやしびれ、自律神経の症状が改善し、最後に残ったのが、顔面の歪みと違和感でした。そして、最終的にその顔面の違和感を解消したのが、胸椎の矯正による首から肩にかけての小さいけれども激しい深層筋のこわばりを取り除くことだったのです。

この方の場合、元々は、小さな怪我が原因で、そこをかばうために骨盤の歪が生じたのですが、腰痛等の痛みが出なかったためその歪みに気づくことなく放置、次第に歪みがひどくなり、そのアンバランスから肩、首の深層筋にこの小さいながらもとても強いこわばりを生じさせていたようです。

完全な悪循環にはまってしまわれた例ですね。

誰もが持っていると思われる、肩こりや首の痛みですが、その根が、実は深刻な事態を引き起こす可能性も秘めているのです。放置して悪化させないことが重要です。

肩こり、首痛、肩甲骨の痛み、背中の痛み、頭痛

その原因として生活面から考えられるのは:

運動等による筋肉痛 パソコンを長時間使う 極度の疲労、緊張やストレス 風邪などの病気、発熱 目の疲労や眼鏡が合わない 運動不足 姿勢が悪い 病気が原因の痛み* *注意: 脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアと診断されても重度でないならば、当院の施術により改善されている方も大勢いらっしゃいます。あきらめずに一度お試しになるのも良いのでは、と思います。ただし重度の脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、肺ガンなどの胸部の病気、血液の病気、内蔵の病気が原因となる肩こりや首痛もあります。腫瘍など命に関わる深刻な病気が原因の場合もありますので、疑いのある場合には病院での検査を強くお勧めします。

ストレスや緊張、怪我等で身体の一部をかばう習慣がついてしまった、姿勢の悪い状態で長時間パソコンを操作する、いつも片側でバッグをかける、脚をいつも同じ側に組む、など、些細なように考えられる癖や習慣でも、長い期間続けますとこわばりの原因となります。

既にいろいろなところで説明しているように、人の身体はストレスを受けたり、僅かでも歪みがあると、筋肉をギブスのように硬くして、身体を守ろうと頑張ります。このような筋肉のこわばりは、バランスを崩し、力を抜いたら倒れてしまいそうな状況で、必死で倒れまいと頑張っている姿と共通しています。ほんのすこしバランスが崩れているだけなのですが、バランスが崩れた状態で立ち続けるのはとても辛いですよね。

そして悲しいことに、こうした筋肉のこわばりが慢性化し強い拘縮になると、今度は逆にこの筋肉の拘縮そのものが身体の歪みを更に大きくしてしまう、という悪循環も起こすのです。

肩、首の痛みの多くも、アンバランスによる筋肉のこわばり、特に肩、首回りの深層筋のこわばり(拘縮)が直接的原因という場合が多いのですが、その背後には、頸椎、胸椎の歪みがあり、更にはその大もとに、腰椎、骨盤の歪みがあった、というケースも沢山あります。

頸椎、背骨や骨盤の歪みが原因の肩こり、首痛

頸椎(けいつい:首)、胸椎(きょうつい:背骨上部) さらには離れたところにある腰椎(ようつい:背骨下部)や骨盤の歪みによっても、肩こりや、首の痛み、肩甲骨の痛み、さらには頭痛や背中の痛みが起こります。

そして、歪みからくる肩こりや首痛は、その痛みの程度は体調等によって変わるにしても、歪みを治さなければすぐに再発する慢性的な症状であるということです。肩がこりやすいというのも根本は同じです。

頭の重さは首に、上半身の重さは背骨と骨盤にかかっています。

その基本となる骨格が歪むことで、骨盤、背骨、肩甲骨、肩、首の筋肉の深部に拘縮が発生します。その拘縮が痛みの原因となるのです。その拘縮は、多くの場合、表に出た筋肉ではなく、身体の深い部分(コア)で発生します。

そして身体に歪みがあると、ちょっとした仕事、ストレスにさらされても、すぐに筋肉がこわばってしまうので、疲れやすくもなります。すぐ肩こりを起こしやすいのはこんな状況です。

痛い部分を揉みほぐしたくなりますが、根本的解決にはなりません。強く揉んだりすれば、揉み返しでさらに辛くなる可能性もあり、痛みを緩和するためには、強く揉む事なく、深部の拘縮を取除く必要があります。

しかも通常、拘縮を起こしている深い部分の筋肉は、我々が簡単に触れない深い部分にあり、簡単に揉む事もできません。また、もしソフトに揉む事はできたとしても一時的な解決でしかありません。

根本的な解決には、痛みの根本原因である、骨盤、背骨あるいは頸椎の歪みを取除く必要があるのです。

当院での施術

当院ではそのような筋肉のこわばり(拘縮)と身体の歪みを矯正するため、以下の3段階の手法を用います。

1⃣JNT整体法で痛みを発生させている部位や、歪みのある部位近傍の筋肉の緊張をほぐす

マッサージとは異なり、揉みほぐすのではなく、非常に穏やかに身体にタッチあるいはゆっくりと動かすことで、筋肉と神経に、「もう緊張しなくても良いよ」というシグナルを送ります。これだけで、筋肉の緊張が取れ、楽になられるかたも多いです。しかし、根本原因が身体の歪みにある場合には歪みへの対応が必要です。

仙骨、腰椎、胸椎、頸椎、を中心に肩甲骨、手足胯の関節等まで、ソフトな施術を行い、肩、腰、背中、首、手、足、各部の筋肉の緊張を和らげます。

2⃣ブロックテクニックあるいはAOT等手技により歪み部分(頸椎、背骨、骨盤)を矯正

骨盤や背骨に矯正を行なうため、骨盤や背骨の歪みが原因となる、肩こり、首の痛み、肩甲骨の痛み、背中の痛み、頭痛、等々、多くの症状に用います。

ブロックテクニックは、別の所でも記載していますが、ブロックを身体の下にあてがい、ご本人の体重と呼吸を利用して矯正を行なうものです。横になっているだけで、矯正が行なわれるため、こんなにソフトな施術で矯正ができるのかと、多くの方が不思議に思われるようです。でも、正しいブロックが入ると、ブロックを入れただけで身体の緊張がほどけ、すぐに眠りに落ちる方も沢山いらっしゃいます。。

AOTでは、首の骨の一番上(第一頸椎)を正すことにより、矯正が完了します。とても短い時間の接触で矯正が終了、痛みもほとんどありません。

3⃣クラニアルテクニック等によって自律神経のバランスや身体の体液循環の改善にアプローチ

頭骸骨セラピーの一種で、頭蓋骨や骨盤などの動きのリズムを正常化させ、自律神経のバランス改善、治癒力の向上、ストレスの放出、ホルモンバランスの正常化など、身体の不調を改善していく上で欠かせない様々な効果を導きます。

不眠症、ストレスの改善、不眠症、めまい、他、様々な自律神経系疾患、またホルモンバランスの乱れから生じる各種の症状に効果が期待できます。

 

さらなる改善のために

なるべく短期間での症状改善、そして再発防止の為には、比較的些細な生活習慣など、改善できるものは出来るだけ改善を心がけることも大切ですね。

中でも以下のような事は、少し注意することでかなりコントロールできるのではないでしょうか。

仕事、運動等による筋肉痛、筋肉疲労の解消(ストレッチ) パソコンを長時間使う(適度な休息) 極度の疲労、緊張やストレス(休息と気分転換) 目の疲労や眼鏡が合わない(交換) 姿勢が悪い(姿勢に気をつける) 運動不足で体幹の筋肉が弱る(適度な運動)

体幹の筋肉の衰え(量の低下、質の低下)防止には、毎日の僅かな運動やストレッチも大変役立ちます。当院では、そのような各々の状況に合わせた、簡単にできるストレッチやコンディショニング、日々の運動のアドバイスもさせて頂いています。

JNカイロプラクティック整体院Aya

症状別の説明:
うつ、自律神経系の症状
頭痛、慢性疲労、ストレス、自律神経系の疾患
肩こり・首の痛み
腰の痛み(腰痛)
膝の痛み(膝痛)